4.4.2　問題２

　デポの数は1､需要地の数は10で、各需要地がそれぞれTIME WINDOWを持つ問題を解く。 この問題は需要地に時間の概念が入っているので、ここではセービング法ではなく グリーディー法を使用する。問題設定を以下に示す。

＜本演習の目的関数＞
Min{α(総走行距離)＋β(総余裕時間)}
(本来α+β=1で重み付けを変化させるが今回は簡単に計算できるようにα=1、β=1とする)

　4.4.2.1　問題2-1

＜本演習の制約条件＞
  1. 配送センター(デポ)は一ヶ所である
  2. 各需要地の需要は全て満たされる
  3. 配送センター（デポ）及び需要地間の距離はユークリッド距離で与えられる
  4. 配送センター（デポ）及び各需要地間の距離は表の通りである（距離＝時間とする）
  5. 各需要地の需要量と座標は表の通りである
  6. 各トラックは出発した配送センター（デポ）に必ず戻る
  7. 各トラックの走行可能距離は75である
  8. 各トラックの積載可能量は100である
  9. 使用できるトラックは1台だが、4往復まで行けるものとする

＜配送センターと需要地間の距離＞
表　配送センターと需要地間の距離
  Depot 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
Depot   19 9 9 16 16 8 15 10 25 18
1 19   26 22 15 23 27 31 28 23 2
2 9 26   6 18 13 5 5 2 24 26
3 9 22 6   12 7 10 9 8 18 22
4 16 15 18 12   8 22 21 20 9 16
5 16 23 13 7 8   18 14 14 11 24
6 8 27 5 10 22 18   10 5 29 27
7 15 31 5 9 21 14 10   5 25 32
8 10 28 2 8 20 14 5 5   26 28
9 25 23 24 18 9 11 29 25 26   25
10 18 2 26 22 16 24 27 32 28 25  

＜各需要地の要素＞
表　各需要地の要素
  需要量 Ｘ座標 Ｙ座標 荷卸時間 最早時間 最遅時間
Depot   6 11      
1 37 2 30 37 123 338
2 10 14 6 10 241 526
3 23 15 12 23 123 402
4 12 16 24 12 105 370
5 37 21 17 37 67 326
6 26 9 3 26 25 238
7 19 19 3 19 335 586
8 16 14 4 16 93 358
9 13 25 28 13 55 302
10 18 0 29 18 213 470