今、4台の同形状同面積のマシンを一直線上にならべたい。
この時、いくつかのレイアウト案を評価する目安となるのが
ΣD・I
である。
D | :Distance(運搬距離) |
I | :Intensity(運搬回数) |
この値が小さければ、小さいほど、運搬コストが安くなり、
またリードタイムも短くなって、効率的な運搬が行なわれていることになる。
今、下の表のように各マシン間の運搬回数が与えられている
(この表のことをfrom-to chartという)。
From/To | 1 | 2 | 3 | 4 |
1 | - | 50 | 5 | 70 |
2 | 20 | - | 70 | 90 |
3 | 190 | 40 | - | 10 |
4 | 30 | 5 | 60 | - |
今すべての隣合うマシン同士の距離を1とすると下のようなレイアウトの場合
ΣD・I | =50(マシン1から2への運搬回数)×1(マシン1、2間の運搬距離) |
| +5(マシン1から3への運搬回数)×2(マシン1、3間の運搬距離) |
| +…+60(マシン4から3への運搬回数)×1(マシン3、4間の運搬距離) |
| =? |
となる。
この時、4台のマシンをΣD・Iが最小になるようにレイアウトするアルゴリズムを示せ。
またそのアルゴリズムを用いて得られる答えを明記せよ。
例えば、「全部のレイアウトの組み合わせ(4!)を列挙する」というのも、
1つのアルゴリズムだが、問題の規模が大きくなるにつれて、計算時間が莫大にかかってしまい、
あまり良いアルゴリズムとは言えない。
もっとインテリジェンスなアルゴリズムを考えてもらいたい。
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